超高精度、高速応答、広い測定範囲 高品質な鏡面冷却型露点計を世界各国の湿度標準機関へ多数納入している実績を持つMBW Electoronic AG社(スイス)より、従来のK1806/DP3型露点計の後継機種として開発されました。仕様選択により、露点温度-95~+95℃の範囲において、高精度な露点測定が実現します。 内蔵ミラーの結露・結霜を光学的に検出する鏡面冷却式を採用し、独自の鏡面温度制御により高レベルな測定精度と迅速な応答性を約束します。 鏡面温度を変化させるペルチェ素子は耐久性に優れており、冷却系等への連続的な高負荷となる-80℃以下の露点測定においても、短期間でのオーバーホールの心配も無く安心してご使用いただけます。 |
ミラーの温度が0℃から約-20℃の場合、ミラーの凝縮層は露(水)と霜(氷)が混合された状態になることがあります。この温度範囲では目視による観察なしにシステムが露点、霜点、あるいはこれらの中間点のいずれにコントロールされているかを知ることは困難です。 373では、すべての凝縮を自動的かつ強制的に霜状態と認識することにより、これらの問題を解決しています。ミラーを-40℃以下まで強制冷却して凝縮物を固化することにより霜を発生させ、続いてあらかじめ設定されている霜点温度まで戻します。 ミラー温度を0℃以下に維持して、状態を安定させます。このように強制的に凍らせると、ミラーの温度が0℃以下である限り、凝縮物は霜の状態を維持し続けます。 ミラーの温度が0℃以上に上昇し、その後、0~-20℃の中間範囲で温度の安定化を試しみると、システムは再び強制的に霜を形成します。オートまたはマニュアル・ミラー・チェックの終了時も、強制霜サイクルが発生することがあります。 サブゼロ・ミラー温度が常に霜を形成することを確認することにより、そのミラー温度を霜点温度とみなすことができます。霜点温度、およびその他の湿度パラメータは、この測定した霜点温度から数学的に計算することができます。 |
ORISにより、-60℃以下のミラー温度における測定を、迅速に実施することができます。数時間に及ぶ遅延をわずか数分間に短縮。低い露点温度を測定する場合、ORISは気体流に少量の水蒸気を瞬間噴射します。この水蒸気により、ミラー上の霜の形成が促進され、安定した測定が実施できるようになるまでの時間が著しく短縮されます。 |
フルカラー・アクティブ・マトリックス液晶ディスプレイを採用。高いコントラスト比、広い視野角、優れた視認性を誇ります。オンスクリーンボタン/メニューを使用することにより、露点(℃・°F)のほか、温度、湿度、圧力、流量などの多様なパラメータを、SI単位またはそれ以外の単位で、簡単に数示変更することができます。表示は数値の他、時間軸を別途設定可能なトレンドグラフに表示できます。これにより、記録計が無くとも測定値の推移が確認できるため、露点温度の安定/不安定等を手軽に確認することができます。 また、一度スクリーンをセットアップするとシステムに記憶され、電源を入れるたびにカスタマイズされた設定が自動的に構築されます。 |
各製品の仕様が記載されたカタログデータのダウンロードが可能です。
「露点計の見直しを検討しているが、入れ替えによって生じるリスクや自社で導入するにあたって
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