露点計の選び方
鏡面冷却式露点計
鏡面冷却式露点計は、機器内部にある鏡面にサンプルガスを吹き付けながら、 鏡の温度を変化させます。
鏡の温度を変化させて、 吹き付けているサンプルガスの露点温度に達すると、鏡の表面が 結露(結霜)します。
鏡の温度変化は何度も結露(結霜)と蒸発 を繰り返し、最終的に安定した点を露点温度として表示します。
- 結露現象を利用し、高精度・短時間応答の露点測定ができます。
- 露点標準器としての使用にも適します。

静電容量式露点計(ポータブル型)
ポータブル型露点計には、本体の内部にセンサーが内蔵されています。
サンプリングチューブを本体の継手に接続して測定します。
ポータブル型にはドライチャンバーという強制的にセンサーを乾燥 状態に保つ部品があり、保管中や測定前などの待機時にはセンサー 表面の水分を常に吸着し、ドライに保ちます。
余計な水分の付着を 防ぎ、低露点サンプルの測定でも素早い応答が得られます。
- バッテリー駆動なので、電源確保を気にすることなく場所を選ばずに測定することができます。
- 露点計1台で複数箇所の測定をしなければならない場合でも、短時間 のうちに容易に測定することができます。(ボンベ測定に最適です)

静電容量式露点計(オンライン型)
オンライン型露点計は、センサーを遠隔設置して、ケーブルを介して表示器で露点を表示します。
固定測定点を常時監視し、 記録を取るなどの使用に適しています。 センサーは配管に直接設置するか、センサーホルダーなどを使用 して配管系統の中に設置します。
動作電源は90-240VACまたは 30-300VDCの範囲で使用可能で、型式ごとに異なります。
測定値に応じた4-20mAなどの信号を出力し、記録計やDCSなどのロガーに入力し24h365日連続での記録や、管理基準を超えた場合 に警報接点を設定することもできます。
- 定点で連続的に露点温度測定し、記録出力や警報の機能を使用することができます。
- 低露点側への応答に長い時間を要しますが、サンプルに予期せぬ水分の混入が発生した際には瞬時に応答します。

| 露点測定の検討要素 | 鏡面式 | 静電容量式ポータブル型 | 静電容量式オンライン型 |
|---|---|---|---|
| 高精度で測定したい |
◎
|
○
|
○
|
| イニシャルコストを抑えたい |
△
|
○
|
◎
|
| 露点測定の推移を記録計やパソコンに記録したい |
◎
|
△
|
◎
|
| 電源の無い環境で使用したい |
×
|
◎
|
×
|
| 露点を常時監視したい |
○
|
○
|
◎
|
| 複数個所で露点を測定したい |
○
|
◎
|
△
|
| ボンベのガスを測定したい |
◎
|
◎
|
△
|
| 配管に流しているガスを測定したい |
◎
|
◎
|
◎
|
| ドライルーム内の露点を測定したい |
◎
|
○
|
◎
|
| 圧力が高い環境の露点を測定したい |
◎
|
×
|
◎
|
| 真空状態での露点を測定したい |
○
|
×
|
◎
|