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露点が低すぎる(マイナスすぎる)

課題・現象

乾燥空気(-50℃程度)を測定するため、ポータブル露点計を使用。
チャンバーを閉じた状態では、-75℃を示していた。

パージを十分に行い、その後チャンバーを開いて測定状態にしたところ、露点は-70℃くらいまで動き、そのまま安定したかのような状況になった。
暫くそのままサンプルを流し続けるも、-65℃くらいで安定してしまった。
購入したばかりの時には、同じサンプルの露点は-50℃くらいだったので、マイナス側にずれているような感覚がある。

こんなに良い露点ではないはずなのに…

【原因と解決策1】定期的な校正試験の実施

露点計に使用されているセンサーは、時間が経過すると水分検出特性が変化します。

新品露点計は校正試験で合格した機器ですが、その後の経時によりセンサー特性が変化していき、その影響で測定誤差が発生します。
-50℃の露点のはずが-65℃を示すというのは、水分が少ない(純度が良い)という判断に至ることになり、その後の製品不良に繋がりかねない重大な事態です。

測定誤差が発生しているか、その誤差はどの程度なのか、これらは校正試験を実施しなければ知ることができない情報です。
誤差が発生していた場合は基準内に補正する必要がありますが、これも校正試験の実施
により行うことができます。

弊社では12か月毎の校正試験を推奨しております。
定期的な校正試験を実施するのは、使用期間に発生した誤差を把握し、本来の機器の性能・コンディションに戻すとても大切なことです。
未校正であったり、不定期な校正サイクルで露点計を使用しているかたは、定期的な実施を強く推奨いたします。

 

【原因と解決策2】露点計の測定環境を再確認する

露点計は、機器の周辺を含めた様々な要素で測定値が変化する可能性があります。

前項で触れた露点計のコンディションのほか、接続配管やバルブの素材や状態、サンプル流量や圧力、サンプル温度、露点計設置環境の温度、露点計2次側の状態など、測定値に影響を及ぼす要素は多岐にわたります。

測定値に何らかの疑いがある場合は、問題が無かった時点のこれらの要素を比較して、違いに気づいた点があれば条件を合わせて再測定してください。
晴れて原因が判明した場合には、その後の再発にご注意ください。

 

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