露点が安定しない
課題・現象
時間ごとの露点推移を確認すると、規則性が見受けられるデータに感じた。
サンプルの露点は一定のはずだが、このように測定値が変化してしまう理由は?
【原因と解決策1】気温やサンプル温度の変化
屋外に大型のタンクがあり、それを配管接続して屋内に導入し露点測定している場合にしばしば見受けられる事象の1つです。
約12時間毎に測定値の上限・下限のピークがあり、午前4時頃が最もマイナス、午後4時頃が最もプラスになり、季節によりその度合いは変化する、といった例があります。
この時点でお気付きになるかたも居られると思いますが、この例は外気温変化の影響を受けて露点測定値が変化したものです。
同様に、冬はマイナス寄り(露点が良い)、夏はプラス寄り(露点が悪い)となる傾向が生じる例もあります。
環境温度やサンプル温度を一定に保ち測定値の変化を防ぐ、季節や時間での変化幅を踏まえてデータを取り扱うなど、お求めになる内容に応じて対処する必要があります。
なお、温度補償素子が組み込まれているモデルもございますが、その機能は変化の度合いを抑える機能であり、数値を一定に保つことをお約束するものではありません。
【原因と解決策2】他の装置稼働による影響を確認する
露点計は、計器盤、動力室、卓上平置き、様々な場所に設置されます。
その中で、大型装置(ドライヤーなど)と電源系統やアース系統が共通の場合に、稼働の状況により露点表示値が変化することがあります。
露点計に供給する電源電圧や周波数が不安定になる、他装置からノイズが発生する、これらの影響が露点計に電気的影響を及ぼす恐れがあるのです。
他機器の稼働と露点の変化が連動していないかをご確認ください。
連動している可能性がある場合には、別の電源系統を使用したり、アース接続系統を変更したり、センサーホルダーを梁から離したり、一部に樹脂配管を使用したり、費用と手間を掛けなくとも幾つかの確認手段があります。
1つずつ変更、複数変更、全て変更、など数通りを試し、測定値の変化に違いが見受けられるかを確認してください。



